アイコン東芝ケミカル(4232)
2000年3月期(連)
売上高364億円(来期予416億円)
経常利益▲10.09億円(同4.8億円)
当期利益▲32.21億円(同2.0億円)

これから主力になる、同社の製品


アイコンハロゲンフリーFR−4
ハロゲンフリーFR−4は、多層板で世界初のUL認定(米国の安全性規格)を受けた、
環境調和型のプリント配線板

売り上げは現在までに、98年では6.2億円、99年上半期では8.24億円となっている。
他企業へのOEM等も行い、2000年度は65.43億円の売り上げを見込んでいる。



アイコンマグネシウム形成品
マグネシウム形成品は、プラスチック形成品に代わる次世代の筐体として急成長。

売り上げは現在までに98年では0.55億円、99上半期では2.27億円となっている。
川口工場に専用の製造拠点を持ち、
国内他社との製造提携も行っている。
2000年度には22億円の売り上げを見込んでいる。
また
大塚化学との提携似より、超新技術、クロムフリーを実現、中国での形成品生産を開始している。
生産ラインは今後拡大させる方針。このマグネシウム筐体は東芝製ノートパソコンすべてに用いられる。


アイコンTLD−152
FR−4に続く、ハロゲンアンチモンフリー難燃化素材、
ビルドアップ多層板用RSC(銅箔付きエポキシ樹脂シート)。
FR-4と同じく、プリント配線板材料であり、半導体封止用樹脂シートのこと。
詳細については、専門書でも読まないと(読んでも)、門外漢にはさっぱり。



とわの評価
材料の確かさから、売り上げベースでのこれからの展望は明るい。
これらの新素材がどれほど他社をリードしているかは、
技術開発に携わる関係者でないと、分かりづらいかもしれない。
もちろん、株価が上がるためには高度な技術を多く開発すれば良いのではなく、
その技術が市場のニーズに合い、広く普及するか否かにかかっている。
同社の環境に重点を置いた電子材料の開発は、その視点で見ても
将来性を確かなものにしている。パソコンなどのリサイクルはこれからの必然。
今決算では、膿み出しを行っており、悪材料も出尽くしの感がある今、東芝ケミカルは買いである。

6月17日
四季報を見て、気になることを1つ。
3月から4月にかけて、住友信託銀行の売りを、自社従業員持株会と自社取引先持株会が買ったようです。
株主の欄を見れば一目瞭然です。これに深い意味は有るのか無いのか。
自社取引先持株会ってのは、新しくできたらしいのですが、いったいこれは何なんでしょうね。

6月30日
来たかもしれません。出来高8万株で(これはこの銘柄にしては多いのです)、
まだまだ初動段階ですが、タンガロイ、テックに続いてくれることを祈ります。

終値350円
7月5日
中国で、新技術を使ったマグネシウム筐体生産開始!!
開発での提携先は大塚グループの関連企業である、大塚化学株式会社!
ハロゲンアンチモンフリーに続きノンクロメートを実現、環境への負荷を少なくした業界中では画期的な新技術です。
中国での生産ラインは現在1ラインであるが、今後ライン数を増やす予定とのこと。
このマグネシウム筐体はノートパソコンの筐体として、すべての東芝製品へ卸される。
7月11日
祝!年初来高値424円+37
いやー、6月30日付けで来たかも知れないと書きましたが、来てました。
とにかく推奨しててよかったよかった^^


連結決算のPDF(添付資料)(71.2kb)

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(とわ用、はっきり言ってジャンクです)
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